“LOTUS EATER”シリーズ

『意味を失った言葉が食卓に降り積もり、やがて花に戻っていく』
2013 (FINNEGAN’S WAKE/大阪)

“LOTUS EATER”

『泳ぐことさえできるというが』

木津川アートフェスティバルで制作した作品。 かつて漁業組合が軍隊に供給する川魚の養殖事務所に使っていた取り壊し寸前の建物でのインスタレーション。 プラスチックの使い捨てのレンゲを使って蓮の花を作り、天井から吊るした。 蓮の花びらに似ているからレンゲと呼ばれるこのスプーンを使いながら 私たちはその言葉の意味を思い出すことはあまりない。 言葉の意味を物質に再度呼び戻すための試みとしてレンゲで蓮花を再構成した。 その花を天井から同じ高さに吊るすことによって、私たちの脳内には自動的に架空の水面が生成される。 朽ちて歪み、ボコボコになった畳の上に私たちの脳が勝手に描き出す水面はあくまでも滑らかでフラットだ。 かつてここにあった漁業組合、いくつかはもう干上がった鯉の養殖池、そこで生み出されていた食べ物 それらの記憶にリンクしていく風景となる。

year:2014
material: プラスチック製散蓮華、テグス、電球 plastic Chinese spoon, nylon thread, light bulb
size: 可変 variable

『卓上のありふれた忘却』”lotus eater/ movie”

2013年大阪FINNEGAN’S WAKEで行った個展『意味を失った言葉が食卓に降り積もり、やがて花に戻っていく』最終日にクロージングイベントとして作品内で行ったパフォーマンス
ダンス: Yangjah Shin
音楽: Jerry Gordon
衣装:Meeko Koike
インスタレーション: Miyuki Kido

Miyuki Kido