歌が忘れられる時
when the song is forgotten

year : 2019
素材 : 映像、太鼓、針金、布
material : movie, drums, wire, fabric
size : W700cm×H270cm
movie : 3分 3min.

中之条ビエンナーレ四万温泉エリアでの作品。
人は何かを忘れる時にどのように忘れていくのだろうか。 閉校になった小学校の校歌を周辺に住む卒業生に個別に歌ってもらい、それを合唱のように重ね合わせて編集し、その映像を 学校に取り残されて演奏されることがなくなった太鼓を組み合わせたスクリーンに投影した。歌は接触スピーカーによって 太鼓から直接教室に響き渡る。忘れられた楽器と忘れられゆく歌。 校歌は特殊な歌だ。かつて日常的に歌われていた校歌は閉校によってある日突然歌われなくなる。 地域のノスタルジアを形成しているが、歌い手が自発的におぼえた歌ではなく、歌われる場がなくなれば消えていく。 今まさに日本全国で忘れられていっている数多くの歌を思う作品。そしてそれは国歌にもつながっていく。

Miyuki Kido